国試浪人ほりぽりの雑記ー112回に向けてー

第111回医師国家試験に落ちた浪人生が同じ境遇の同期、もしくは後輩たち、はたまた研修医たちへ綴るブログ

医師国家試験にゴロは通用するのか

みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

今日はカラオケに行って4時間歌い、ノド飴なめてます、ほりぽりですヽ(*´∀`)ノ

十八番は何かって??秘密です笑

 

〈今日の横文字〉

Sweet病

さて、皮膚科の疾患ですね!

103回には2題も出題されており、無視はできないです(゜ロ゜)

誤選択肢にもよく見かけるので切れるようにしたい!

中年の男女にみられます。

発熱、全身倦怠感など感冒様症状がまず現れます。

その後、顔面、四肢に有痛性浮腫性紅斑が出現します。

名前の通り、「有痛性」で「浮腫性」なのがポイントですね。

(余談ですが、「紅斑」の鑑別は頻出です!

「○○紅斑がみられるものはどれか。」なんてのは即答できるようにしたいところ。

紅斑の覚え方は私はゴロでしたが、写真と併せて確認しておくと記憶に定着しやすいかも??)

Sweet病に戻りましょう。

関節痛、口腔内アフタの合併も覚えておきたい。(110回の正答率低い)

原因としては、血液疾患(MDS、白血病)や悪性腫瘍、膠原病(シェーグレン症候群、関節リウマチ)、薬剤(G-CSF)などが背景にあるようです。

なのでSweet病と診断されればこれらの検索を行うべきだそうです。

検査は、血液検査での白血球(好中球)↑、赤沈↑、CRPや病理組織での真皮における好中球の密な浸潤を証明します。

治療は炎症を抑えるために、NSAIDs・コルヒチンの内服、重症例ではステロイド内服のようです。

過去問:110D-5、103D-52(画像あり)、103I-38

 

〈今日の薬〉

コルヒチン

せっかくSweet病で出てきたので。

コルヒチンは「白血球の遊走、炎症反応を抑える」と私は記憶しています。

適応疾患は、痛風の発作および予防、家族性地中海熱、ベーチェット病が代表的です。

Sweet病に使用されることはさっき知りました笑

国家試験的には前の3つを覚えておけば問題ないかと。

特に家族性地中海熱は最近(2016に)保険適応となったようで、トピックかもしれませんね。家族歴のある季肋部痛には注意しましょうヽ(・∀・)

ベーチェット病には効くみたいなのですが、保険適応外とのこと。国家試験には出ないかも??

痛風に関しては、薬の使い方重要です!それにピンとこない方は要復習ですね(^O^)

発作時と長期予防に分けて整理しておきたいところ!

過去問:109A-49、107D-55

 

さて、さっき紅斑についてゴロが有効と述べた私ですが、国家試験についてゴロには苦い思い出があります。

国家試験直前に詰め込みを図った私ですが、その方法としてゴロを多用しました。

結論から言いますと、ゴロと違う方向からの問題に全然対応できませんでした。

 

例えば、精神科における心理・精神機能検査について、質問紙のものはゴロで覚えていたのですが、いざ本番では自書式のものを問われました。(たぶん)

私は名称は覚えていたのですが、その検査が実際どの疾患に用いられ、どのような質問がなされるのか全く知りませんでした。

その他にも心当たりがあり、ゴロの心許なさを身にしみて味わう結果となりました。

 

つまり、ゴロはしっかり勉強したものをまとめて定着・整理させるということが本来の使い方で、その場しのぎの薄っぺらい知識をまとめてくっつけるだけではほとんど意味をなさない、ということをみなさんにお伝えしたいのです。

確かに、ゴロで瞬殺。なんて問題も多々ありますが、私は痛い目に合ったのでみなさんも注意してほしいな、と。ヽ(;▽;)ノ

 

何か暗い感じになっちゃったので、〈今日の音楽〉は明るいものを!

そうだなー、今日最後に歌った曲にしよう!

UNISON SQUARE GARDENで「シュガーソングとビターステップ」☆

埋め込み動画はショートVer.です(*゚▽゚*)

 

ではではまた!

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